2012年04月03日

いよいよ武道必修化の年。

 暦の上ではもう新年度となりました。今年度から、中学の体育の授業で武道が必修化されます。しかし、以前のこのブログでも触れたと思いますが、安全性の問題など、課題が残されたままに必修化を迎える事になりました。

 しかし、都道府県によって、武道必修化への対応はそれぞれ違うと思います。例えば、ある県では、柔道の技の一つである「大外刈り」を禁止し、試合は座った状態で行うという事になったようです。

 このような授業になると、本当に武道を学んだといえるのかという批判的な意見もあると思われます。しかし、柔道事故などがもたらす危険が広く認識されているからこそ、安全性に配慮した対応をとるという意味では、座った状態での試合をするという配慮は、当然あるべき配慮だと思います。

 ただし、武道必修化の問題点は、試合形式などの配慮だけでは解決するものではありません。指導者が、本当に安全に指導しようとするのか、という、指導者側の意識やモラルが問われると思います。特に体育会系的な考えの指導者は、授業中に生徒に対して危険な事をさせる可能性もありますし、体調が悪くなった生徒に無理やり我慢させ、後で取り返しのつかない事になる可能性もあります。もう少し、生徒の体調のことや安全性の問題に配慮していくように、指導者のモラルを高めるべきだと思います。
(参考:武道必修化とスポーツ事故の問題

 また、武道の授業にあたっては、宗教上の問題が生じる場合もあります。例えば、剣道の授業では、神棚に一礼することが礼儀とされていますが、宗教上の理由で神棚に一礼する事ができない人もいると思います。そうした宗教上の配慮が十分なのかということも、今後は問われるべきだと思います。

 そして、武道の場合は、精神論というか、考え方の部分まで評価対象として問われることもあるかもしれません。もし、今後の武道必修化で、人の気持ちまでもテストの得点や通知表の評価の一部にされてしまうことがあるとすれば、それは、個人の内心にまで踏み込むものだと思います。人の心までテストや通知表で評価されるようなことが無いように、なんらかの配慮が求められるべきだと、私は思います。
posted by ななこ at 01:08| 武道必修化 | 更新情報をチェックする
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